岡野原大輔氏(33)は12歳だった1994年、母親の買い物を待っている時間をちょっとした読書に
費やしていた。読んでいたのはデータ圧縮のスピードを速める新たな方法についての研究論文だ。
興奮して体が震えるほど衝撃を受けたという。
岡野原氏は「息を呑むほど美しいものだった」と当時を振り返る。同氏はその後数ヶ月間にわたり
自分で色々試したという。
東京で人工知能(AI)分野のベンチャー企業プリファード・ネットワークス(PFN)を共同で立ち
上げた岡野原氏は現在、追い詰められた日本のテクノロジー産業という重荷を背負いながら、今度
は自身の手での技術革新に挑んでいる。
日本の技術的優位は過去四半世紀にわたり欧米の競合に取って代わられたが、その大きな理由はソ
フトウエア分野が弱かったことだ。米アップルは優美なインターフェースとソフトウエア開発者が
利用しやすいシステムを武器に、日本の家電メーカーを市場から追い出してしまった。
岡野原氏と「ディープラーニング(深層学習)」の話に入ろう。(以下すんげぇ長文)
http://jp.wsj.com/articles/SB1191118187240105417... (ちょっとだけ抜粋)
岡野原氏は東京大学に進学し、そこで西川徹氏と出会った。両氏はすぐに意気投合し、最終的には
PFNを共同で立ち上げた。PFNの代表取締役社長を務める西川氏は「あのチャンスを逃したら彼ほど
の天才と働く機会は二度とこないと確信していた」と話す。
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