木星の追跡に高度な幾何学、古代バビロニア


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001 2016/02/14(日) 17:56:18 ID:C3Fgduu6.Y
古代バビロニアの粘土板が解読され、14世紀にヨーロッパで発明されたのと同じ数学的手法で木星の見かけの動きを
計算していたことが明らかになった。

米科学誌「サイエンス」2016年1月29日号に発表された論文によると、古代バビロニア人は、夜空の中の木星の見か
けの動きを時間を追って観察した結果を台形で表し、その面積を計算することで、木星の運動を追跡していたとい
う。このような幾何学的手法が発展したのは、少なくとも1400年後の14世紀ヨーロッパだと考えられていたことか
ら、歴史書を書き換える大発見となった。

■13年がかりの解読

現在のイラクにあたる地域に住んでいた古代バビロニア人は、高度な数学技術を持っていたことが分かっている。彼
らは今から4000年近く前に2の平方根の近似値を導き、ピタゴラスの定理を理解していた。ピタゴラスが生まれる
1000年以上も前だ。バビロニア人は天文学の才能にも恵まれ、毎晩夜空を観測して詳細なカタログを作り、ハレー彗
星(すいせい)の通過まで記録していた。計算により天文現象を予測することもあった。

けれども、高度な純粋幾何学の知識を天文学の計算に応用した実例は、これまで発見されていなかった。独フンボル
ト大学ベルリンのマチュー・オッセンドライバー氏は、じつに13年もの歳月を費やして、2000〜2400年前に書かれ
た「4枚の粘土板に記された奇妙な台形の計算」を解読した。

これらの粘土板は1880年代から大英博物館に収蔵されていたが、木星に関係のある内容が記されていることに気づい
たのはオッセンドライバー氏が初めてだった。しかし、バビロニア人が木星の見かけの運動のさまざまな局面(例え
ば、地平線上に最初に現れるとき)までは解読できず、粘土板に書かれていたことの意味までは分からなかった。

オッセンドライバー氏はその後、大英博物館の膨大な収蔵品の中から、木星の見かけの動きの1周期を完全に記録し
た、未解読の、保存状態が非常によい粘土板を発見した。これにより、ほかの粘土板に書かれている内容を理解でき
るようになった。

解読の結果、古代バビロニアの天文学者は、台形を使って、速度や時間や位置を抽象的に表現していたことが分かっ
た。例えば、ある日から別の日までの間に夜空で木星の見かけの位置がどのくらい変化したかを知るためには、それ
ぞれの日の木星の見かけの速度を測定して平均をとり、平均速度を経過時間と掛ければよい。

粘土板の台形の辺は速度と経過時間を表しており、台形の面積の計算と木星の見かけの位置の公式が明らかに結びつ
けられていた。

■未知の宝物はまだある

古代バビロニア人の計算技術は、同時代のギリシャやエジプトの天文学者が用いた計算技術より優れていて、「オッ
クスフォード計算家」と呼ばれる14世紀の英国の学者集団が発展させた「中間速度定理」という数学的運動表記法と
驚くほどよく似ている。(以下ソース)

http://style.nikkei.com/article/DGXMZO96860690T00C16A2...

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002 2016/02/14(日) 18:51:16 ID:hm3F9GiDUw
イラクすごいですね

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003 2016/02/14(日) 20:04:33 ID:Yc00Fx3.CA
白人による略奪戦争で様々な文化と叡智が消し去られてる。

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004 2016/02/14(日) 22:21:42 ID:Ccb77tmvfk
シュメールの粘土板によると
人類はニビル星のアヌンナキにより創られた

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005 2016/02/14(日) 22:27:50 ID:ADTrvcYm6o
木製にイラク人で住んでる人がおったんとちがう

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006 2016/02/15(月) 11:10:56 ID:WRAHykQlv6
キリスト教が癌。

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