スペースXの12年前に垂直着陸国産ロケットの実力
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001 2016/04/06(水) 18:47:57 ID:SBJ.2xTfqg
■2003年、秋田で着陸実験に成功
円すい形のロケットが一筋の炎をはきながらゆっくりと上昇していく。上空でエンジンをいったん止めて降下しながら、地面に近づくと再び炎をはき出し、姿勢を保ちながら垂直に着陸した。この映像は、最近撮影したものでもCGで合成したものでもない。2003年に日本海に面した秋田県能代市のロケット実験場で実際に行われた実験を記録したものだ。
米国ではアマゾン・ドット・コムの創業者、ジェフ・ベゾス氏が設立したブルー・オリジンが昨年11月に打ち上げた「ニューシェパード」ロケットの着陸に成功。さらに1月には着陸したロケットを再度打ち上げた。電気自動車メーカー、テスラの創業者として知られるイーロン・マスク氏のスペースXも昨年12月、「ファルコン9」ロケットを打ち上げたあとに1段目を着陸させた。その後の実験では着陸に失敗するなど確実性はまだ十分でないが、実験の成功を伝える映像に世界がわいたことは記憶に新しい。
ところが飛んだ高さこそ約50メートルと低いが、日本では10年以上前に再使用ロケットの着陸実験に成功していたのだ。03年の実験に使われた再使用ロケット「RVT—9」は高さが3.5メートルで重さは約500キログラム。水素燃料を使うエンジン1基で高度約50メートルまで上昇したあとにエンジンを切って降下、再びエンジンに点火して着陸する実験を実施した。当時を知る宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の稲谷芳文教授は「風の影響などのデータが蓄積できた」と振り返る。
■飛行機と同じぐらいの安全性が必要
実際にロケットを打ち上げる実験は、その後、行われていないが、再使用ロケットの開発に向けた技術開発は地道に続けられてきた。大きなテーマは安全性の確立だ。
「飛行機は故障しても安全に降りる仕組みがある。再使用ロケットは飛行機と同じくらい安全でないといけない」と稲谷教授は強調する。現代の飛行機が墜落などの死亡事故を起こす確率は100万便に0.4回程度とされ、日本人が交通事故にあう確率より低い。そこまで安全性が高くなければ、繰り返しロケットを打ち上げてコストを下げることは難しいと考えるからだ。
スペースシャトルは繰り返し使うことで大幅に打ち上げコストを引き下げると期待されたが、実際には従来の使い捨てロケットより高くついた。当初計画では1週間に1回の頻度で打ち上げる予定だったが、メンテナンスに時間がかかるなどして年間に3、4回程度しか打ち上げられないこともあった。安全を確保した上で、短期間に再使用できるようメンテナンスなどの手間も抑えなければ、実用的な再使用ロケットにはならない。
■ベゾス氏の飛行計画と同じ規模
このため、複数のエンジンを搭載して一部が止まっても安全に降下できる機体のデザインや、繰り返し使える材料、燃料漏れを検知するシステムなど開発に取り組んだ。昨年6月には、大きなメンテナンスなどしなくても100回以上繰り返して使えるロケットエンジンを開発、燃焼試験に成功した。「個々の技術はできてきた。実際にシステムを作ってロケットを打ち上げる段階に進む準備はできた」と稲谷教授は説明する。(以下ソース)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO99043450Q6A330C1...
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002 2016/04/06(水) 18:58:36 ID:wmFqJ1THrw
1回目もさることながら、2回目以降も100%安全でなければならないとなると
容易ではないな、当たり前だけど。
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003 2016/04/07(木) 01:26:21 ID:OIu865N7Ns

けれども、ひとみちゃんが壊れた悲しい。
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004 2016/04/07(木) 12:35:41 ID:ESsNz5sfNc
005 2016/04/07(木) 15:15:27 ID:cEJjM1FzEs
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