オスがメスに、メスがオスに1日20回も変わる魚


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001 2016/07/16(土) 16:35:11 ID:ZshTg15gK.
自然界には興味をそそるものや出来事がたくさんあるが、なかでもオスとメスの両方の生殖器をもつ雌雄同体は最も奇妙な
ものかもしれない。

たとえば、チョークバスがそうだ。学術誌 「Behavioral Ecology」に掲載された新たな研究によると、サンゴ礁に生息す
る体長8センチに満たないこの小さな魚は、パートナーとペアを組んで、1日に20回も性的役割を入れ代えて励むという。

チョークバスのこの繁殖戦略は「卵のとりひき」と呼ばれ、卵を小さなまとまりに分けて産み、産卵期間中ずっとパート
ナーと性的役割を交代しあうのだ。

この魚が見せた見事な性的役割の果たし方には驚きました、と米国フロリダ大学の進化生態学者で今回の研究の筆頭執筆者
であるメアリー・ハート氏は説明する。

パートナーからの見返りを確実にするために、片方が2回続けて卵を産むことがほぼなかったことをハート氏は発見した。
こうした見返りへの配慮によって、パートナーとの協力関係を保ち、浮気の誘惑を減らすこともできるのだ。

ほとんどの雌雄同体の生きものは、成長する途中に一方の性からもう一方の性に転換する。その戦略は「隣接的雌雄同体」
と呼ばれている。性転換の引き金となるのは、その社会集団から優位に立つオスがいなくなるというような、社会的もしく
は行動的な要因だ。ところが、チョークバスは、オスとメスの両方の配偶子(精子と卵子)を同時に成長させる。

このように「同時的雌雄同体」となる生きものはチョークバスだけではないが、自家受精をしない点で、魚類はきわめて珍
しい。さらに、チョークバスでとりわけ目を引くのは、1日に20回にもおよぶ性的役割の転換の頻度だ。ハート氏は、なぜ
そんなに何度も転換するのかはいまだに謎だと言う。

だが、メリットがコストを下回らなければ、お互いに見返りを与え合うこのやり方は、チョークバスの繁殖に利益をもたら
していると氏は考えている。卵子と精子のコストを比べると、卵子のコストのほうがはるかに大きいが、性別を交代してそ
れぞれがパートナーの卵を受精させれば、自分の卵への投資を回収できる。オス、メス両方の役割を果たすことで、自分の
遺伝子を次の世代に伝える機会を増やしているのだ。

魚類の約2パーセントが雌雄同体と見られているが、同時的雌雄同体はとても珍しく、いくつかの亜科しか存在しない、と
目下、米国議会調査部(CRS)に在籍する進化生態学の専門家であるエリック・フィッシャー氏は言う。しかも、ほかの多
くの同時的雌雄同体魚は深海種なので研究が難しい、とも付け加えた。

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/071200260...

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002 2016/07/17(日) 00:29:53 ID:CDqMdiK5sw
銀ブナは100%が雌。
産卵後、ドジョウや鯉・ザリガニ他の放出でOK。
生まれたときは、雌雄が有るらしいけど成長の過程で、
雌に100%転換。

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003 2016/07/17(日) 02:08:56 ID:MgTdEq/vIA
人間だったら、女になった時に動画撮影。
男になった時に、それ見て抜く。
究極の自家発電ですね。
地熱発電に通じる部分があるわ。

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004 2016/07/17(日) 11:16:17 ID:XVD5Px.IDc
ところてん

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