おかしいよね、スマートウォッチはスマートフォンよりもアクセス性が良いはずなのに、後者が片手で
操作できるのにウォッチは両手を使う。幸いにも、ダートマス大学の研究者たちがこの問題に挑戦し、
手首をジョイスティックのように使って、スマートウォッチを片手で使う方法を発明した。
それはとてもハッキングなプロジェクトで、Apple Watchの上でお行儀よく動くアプリではない。
Xing-Dong Yangと彼の同僚たちはまず、ディスプレイが2インチのスマートウォッチを特製し、その腕
輪に、赤外線近接センサーを1ダースつけた(下図)。そのWristWhirlと名付けた製品のプロトタイプ
はまだ、下図のように、あらゆる部品をガムテープでとめてある。
近接センサーは、ユーザーの手の各部分がどれだけ離れているかをモニタし、その情報を総合してユー
ザーの手首の位置を判断する。そのデータが即、ウォッチに送られて、仮想カーソルを動かす。たとえ
ば手を下に振ると、カーソルも下に行く。
一定のパターンで手を振ると、アプリを立ち上げたり切り替えたり、ゲームでスクロールアップ/ダウン
したり、それらを完全に片手だけで行う。しかもユーザーのジェスチャーは、ユーザーが望んだときだ
け検出する。別のセンサーが親指と人差し指を鳴らした音を聞き取り、ジェスチャーの認識機能をon/off
するのだ。
スマートウォッチにはジャイロや加速度計がすでにあるが、地図をズームしたいときにはウォッチを振
るなど、かなりぎごちない。WristWhirlを実際に見たら、なおさら不満に思うだろう。
手首を振りながらウォッチを見ていると、変人と思われるだろうか? 思われる。でも、そんな傍観者
もすぐに、この入力方式の便利さを理解し、やがて、だれもがふつうと思うようになるだろう。
Bluetoothのヘッドセットも、最初は、それを使って話している人が変人に見えたものだ(今でもかな
りそうだけど)。
以下ソース
http://jp.techcrunch.com/2016/10/15/20161014wristwhirl-...https://www.youtube.com/watch?v=JTPzeZGiI8w
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