【怖】宇宙飛行士の視覚障害(眼球変形)の謎解明か、しかも打つ手なし 長期滞在により眼球が変形、治らないケースも


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001 2016/12/03(土) 04:21:56 ID:Llzd7oKz9I
■長期滞在宇宙飛行士の約3分の2が罹患

長期間の宇宙滞在を終えて地球に帰還した宇宙飛行士の多くが視覚障害に悩まされ、なかにはずっと治
らない人もいる。ある研究者たちが何年にもわたる考察と調査を経て、ついにその原因を特定したと考
えていることを米放射線学会で発表した。脳を浸している液体が、不適切な場所に蓄積して眼球を押し、
地球に戻ってきてからも元に戻らないほど一部を平らに押しつぶしてしまうのだ。

この状態は視覚障害脳圧症候群と呼ばれ、国際宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士の約3分の
2が患っている。

この不思議な症候群をNASAが最初に発見したのは2005年のことだった。宇宙に出発する前には1.0
だった宇宙飛行士ジョン・フィリップス氏の視力が、半年間の宇宙ステーション滞在後に0.2まで低下
していたのだ。徹底的な身体検査の結果、フィリップス氏の眼球の後ろの部分が何らかの原因で平らに
なり、視神経に炎症も起こしていることが明らかになった。

発表を主導したノーム・アルペリン氏は、「人々は当初、この現象をどう理解すればよいか分かりませ
んでしたが、2010年には、この現象への懸念が高まっていました。一部の宇宙飛行士の眼球に深刻な
変化が起こり、地球に帰還しても完全には元に戻らないことが明らかになったからです」と説明する。

■体液が犯人ではない?

何かが宇宙飛行士の目に圧力をかけていることは分かっていたが、NASAの医師たちは原因を特定でき
なかった。有力だったのは、微小重力状態になると体全体の血管内の体液(血液とリンパ)が地上とは
異なる場所に移動することと関連しているのではないかという説だった。

NASAによると、宇宙飛行士の体内では2リットルもの体液が足から頭に向かって移動するという。科
学者たちは、こうして移動した体液が脳にかかる圧力を高め、最終的には目に影響を及ぼすのではない
かと考えた。

けれども昨年、この現象を調べた実験の結果が発表されると、謎はいっそう深まった。

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002 2016/12/03(土) 04:25:00 ID:Llzd7oKz9I
上空からの急降下により最大25秒間の無重力状態を作り出す航空機、通称「ヴォミット・コメット
(直訳すると「嘔吐彗星」)」に乗った4人を測定したところ、無重力状態では脳圧が上昇するどこ
ろか低下していることが明らかになったからだ。

■現時点では打つ手なし

米マイアミ大学の放射線医学と医用生体工学の教授であるアルペリン氏は、宇宙飛行士の視覚障害の
原因は、頭部を流れる血管内体液の増加ではなかったと言う。真の原因は脳脊髄液(脳漿、髄液とも
いう)にあった。立ち上がったり横になったりして姿勢が変わったときの圧力の変化から脳を守るク
ッションの役割を果たす液体だ。

しかし、微小重力下で暮らす宇宙飛行士には姿勢に関連した圧力変化が起こらないため、この精巧な
仕組みに混乱が生じる。

アルペリン氏たちは、長期間の宇宙ミッションの前と直後に7人の宇宙飛行士の高分解能MRIスキャン
を行い、その結果を短期間のスペースシャトル・ミッションに従事した9人の宇宙飛行士の過去のス
キャン結果と比較することにより、今回の結論に達した。

宇宙に数カ月間滞在していた7人の宇宙飛行士では、眼窩の脳脊髄液の量がかなり多くなっていた。
そのせいで宇宙飛行士の眼球の後ろにかかる圧力が高くなり、眼球の後ろ側を平たく押しつぶして、
視神経の突出も顕著になっていたのだ。

NASAにとって、ついにこの症候群の原因がわかったかもしれないのは良い知らせだが、悪い知らせ
でもある。現時点では、これを防ぐ方法がないからだ。眼球の異常が血管内体液の移動によって引き
起こされていたのなら、宇宙飛行士は現在開発中のデバイスを装着して体液の流れを足に戻して治療
できる可能性があった。

宇宙旅行での視覚障害も、効果的な人工重力装置でしか解決できない問題かも(以下ソース)

http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/120200462...

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003 2016/12/03(土) 05:24:45 ID:iYGGosUgWY
人間は重力下に適応した身体を持ち、重力の下で正常な機能を発揮するから一朝一夕にはいかないね。
やはりスペースコロニーの建造が必要だろう。

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004 2016/12/03(土) 06:00:26 ID:E51QkSU34Q
スペースコロニーとかで病院があるような未来なら
気胸の時に脇に穴あけてゆっくり空気抜くようなこともできるのかな

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005 2016/12/03(土) 07:41:40 ID:vPSHOQ8iTw
人は重力なしには生きられないのかね。
コロニーまで行かなくても、簡単な回転重力設備作って、数時間でも低重力かけてやればまた違うんじゃないか。

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006 2016/12/03(土) 09:33:53 ID:r.7dPNtPgU
寝る時間だけは回転装置の中とか必要なのかもね

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007 2016/12/03(土) 10:47:04 ID:AaG5DvAcoc
土から離れては生きられないのよ

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008 2016/12/03(土) 12:00:46 ID:5oOBemRgvA
足のむくみの逆バージョンかな。

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009 2016/12/03(土) 14:53:19 ID:ctIeWwwvCE
そもそも無重力の状態で脊椎はうまく発達しないというしね、宇宙妊娠は厳禁だとさ。
1Gは少なくとも脊椎動物発生の必須条件。
もう20年くらい前のことだが、
東大駒場キャンパスでノラ鶏が、学生やゴミ置場のカラスを追い回す事案が発生、
犯人は発生細胞学の先生でね、ヒヨコを遠心機に乗せて2Gくらい負荷をかけて育ててたそうな。
だいたい二倍くらいの成長速度、筋肉発達と運動力が期待できるんで、
「スポーツ施設に応用できんかな?」という話を聞いたことがあった。
ただね、そのぶん寿命が短くなる可能性が出てきた、とも聞いた。
あれどうなったんかな?
ノラ鶏? 育って邪魔になったのをキャンパスに放置したそうで、事務方に怒られたそうな。

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010 2016/12/03(土) 19:02:14 ID:aaM9tncSp2
回転させて遠心力で疑似的に重力を発生させるのは無理なのか?

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011 2016/12/03(土) 21:01:51 ID:nIA3Qo51Kw
回転の遠心力だと気持ち悪くなっちゃうんだってさ、回転椅子に座ってくるくる回されたり
遊園地のコーヒーカップで回し過ぎて気持ち悪くなった人なら分かると思う。
地球の半分くらいの重力を遠心力で作ろうとした場合、中の人が気持ち悪くならない為には
最低として半径(直径?)400m位が必要とかなんとか聞いたことはあるけど。

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012 2016/12/04(日) 00:38:54 ID:.ZPPMIoO12
人類はいずれ、ゆりかごから出て自分の足と知恵で人生を紡がなくてはならない。
ツォルコフスキの預言だが、
民族大移動という暴虐と滅びの嵐の中で、生き残ることだけが唯一の道徳とされた。
そんな時代を何世紀も体験したユーラシア人らしい言葉だ。

そもそも、地上で調達した化学燃料と機体で宇宙に出発することは論理矛盾だ。
民族や国家の単位で大移動を始めなくてはならない最大の原因は、過去も未来も資源の枯渇だからだ。
それが人間の無意識の動機としてアプリオリに存在するから、
ツォルコフスキの言葉は少年や青年の心を打つのだろう。

フリーマン・ダイソンは、宇宙船計画がせめて、一つの都市人口を搭乗させるくらいの
ビジョンを持たなければ開発する意味は無い、と化学燃料で進めるアポロ計画を批判した。
彼の提言を受けてNASAはダイソンの「オリオン計画」を認可するのだが、それが核爆発エンジン。
簡単にいえば、巨大な傘を広げてその真ん中で核爆弾を破裂させる、
それを推力にフィラデルフィア市民全員を宇宙に運ぶ宇宙船の設計図ができあがった。
とんでもない話だが、50〜60年代のアメリカは鉱山掘削に小型原爆を実際に使った事例がある。
まあ、計画は中止され、70年代には核実験を地上で行うことが禁止され、ダイソンも同じ意見になった。
半径400m…、「オリオン計画」の人工重力は半径800mのプランだったんだがね。

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013 2016/12/10(土) 22:53:44 ID:4OoNGAzkjE
バトーの目みたいに改造すればいい
問題は他の臓器もダメージあるかだな

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014 2017/01/29(日) 12:28:47 ID:Qw/DOYZKd2
分かる気はするけどそれでよく眼球突出せずに済んでるね

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017 2017/02/19(日) 03:50:50 ID:VO9/s4BA1I
もともと眼軸延びすぎて近眼になってる人を乗せればいいんでないの

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