「宇宙太陽光発電」の実現性確認 JAXA、上空からレーザー送電成功


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001 2016/12/11(日) 11:17:39 ID:xHmWxNwxpk
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「宇宙太陽光発電」における人工衛星−地上間のエネルギー伝送を模擬し、高さ約200メートルの
タワー上から地上のターゲットに高出力レーザー光を正確に照射する実験に世界で初めて成功した。誘導レーザーやミラーを使って光線を制御
する方式の「実現性を確認した」としている。宇宙発電は、いよいよ地上のエネルギー問題解決に向けて動き出すのか。(原田成樹)

 無限に空間があり、晴天率100%の宇宙空間に発電所を作るという「宇宙太陽光発電(SSPS)」のアイデアは、1968年にNASA
(米航空宇宙局)のピーター・グレイザー博士によって最初に提案され、地球温暖化問題が深刻化した90年代ごろから実用の検討も本格化した。

 これまで、地上−地上間でのレーザー送電実験は行われてきたが、乱れが大きく実際の想定とは条件がかけ離れていた。今回、JAXAは今年
5月から6月にかけて、日立製作所所有のエレベーター研究棟(茨城県ひたちなか市、高さ213メートル)を利用し、宇宙−地上間に近い条件
で、初の現実的なレーザー送電実験を行った。

 レーザー光は、周囲の住宅や航空機などに対する影響を防ぐため、地上に数メートルの誤差で送り届けることが求められる。しかし、3万60
00キロ離れた人工衛星とは、光や電波でも片道0・12秒かかり、リモートコントロールなどでの制御は難しい。このためJAXAは、まず地
上の受光装置側から誘導用のレーザー光を人工衛星に照射。人工衛星側からは、その光に重なるように誘導レーザーを逆向けに照射し、さらに重
ねるように送電用の高出力レーザーを照射する方式を採用し、実現性を検証した。

 今回の約200メートルの高さからの実験では、直径1ミリの円の中に光を通し続ける精度で制御することに成功。3万6000キロ上空から
だと直径18メートルに相当し、設定目標(7・2メートル)よりも2・5倍ブレが大きかったが方式の妥当性は確認できたとしている。
http://www.sankei.com/premium/news/161211/prm1612110...

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