SewboのファウンダーJon Zornowは、昨年9月に世界で初めて、人間の手助け無しにTシャルを縫
い合わせることができるロボットを完成させたとして話題をよんだ。下のビデオのようにロボッ
トアームと自動ミシンが、予めプログラムされた動きに沿って、入念に準備された材料を縫い合
わせていくと……Tシャツが出来上がる。
この一見単純なプロセスには、とてつもなく重要な意味がある。平等や未来の仕事に関する議論
が深まる中、昨年9月の時点では面白くて可愛いだけだったこのロボットが、今ではひとつの重
要な論点となっているのだ。途上国経済や低賃金と関連付けられることの多い仕事が、自動化に
よってさらに減少したらどうなるのだろうか?ロボットが今の低賃金労働者を代替して食費や住
居もなしに仕事をこなすことで、企業が途上国に製造拠点を置く必要がなくなったら何が起きる
のだろうか?
まだ会社の規模は小さく、現在Zornowは社員とシード投資家を探しているところだ。彼らのミッ
ションはもちろん、衣料の製造現場から手作業を無くすことだ。これは何千もの職を消滅させて
しまうかもしれない、本当の意味でのディスラプションだ。ニューヨーク、シカゴ、ロンドン以
西の全ての都市で服を作っていた人は、グローバリゼーションの結果、職を失った。今度は彼ら
の仕事を奪った人たちが、ロボットアームと水溶性の熱可塑性プラスチックによって、職を奪わ
れることになるかもしれない。
http://jp.techcrunch.com/2017/02/09/20170207sewbo-is-ge...https://www.youtube.com/watch?v=sjjzo3c7b_8
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