──ソーラーパネル群は、Teslaの占有するGrove Farmの土地を広く覆い、緩い起伏の上に波のように並んでい
る。ここであなたは、奇妙な形状を持ち不自然に青い人工の湖(ソーラーパネル群)を見下ろしながら、山々の頂
に囲まれて立っているような感じを受けるだろう。商用バッテリーのTesla Powerpack 2の列が、静かな白い山々
のように、傾いた人工の湖の隣に並んでいる。それは近所の射撃場で使われるクレーを作るためにも使われている
赤土の上に、はっきりとしたコントラストを見せて立っている。
施設全体で13 MW(メガワット)のエネルギーが出力される、これは通年で、およそ19,438 MWhの電力となり、
52 MWhまでの電力を保持することができる。そして20年契約中の固定価格で、カウアイ島に対して1 kWhあたり
13.9セントで供給する。それは現在、カウアイ島で(現在は支配的な手法である)ディーゼル油を燃やして得てい
る電気代の半額である。新しいソーラーストレージ設備はカウアイ島の4500軒の家に電気を夜通し供給することが
可能であり、これは最新調査による6万7000人の島の人口に比べても相当の家庭数である。
「このようにして、私たちは1日中ほぼ24時間、非常に堅牢で信頼性の高いソーラー電気を顧客に届けることがで
きるのです」とStraubelはインタビューに応えた。「これは非常に異なったタイプのプロジェクトです。通常は、
グリッドまたは家庭に直接繋げられたソーラーパネルを使います。そして太陽が出れば電気が供給され、雲が出た
ら止まってしまいます」。
ストレージのない直接発電は、良い露光が得られるかどうかに依存するだけでなく、相対的に小さなコミュニティ
に多数配備されたときや、家庭の占める割合が多いときには、資産というよりも負債になってしまう。カウアイ島
全域で、ソーラーパネルが屋根の上に載せられているのを見ることができる。そうした一握りのパネルを目にしな
いまま、住居エリアや商業エリアを車で走り抜けることはできない。
「(ダイレクトソーラーは)ある程度までの、割合と戸数に対しては上手く働きます」とStraubelは言う。「しか
しもし、この島で目にしているもののように、数が多すぎる場合には、どこかの時点でストレージを追加しなけれ
ばなりません。さもなければ再生可能エネルギーやソーラーの変動性が、電気全体のインフラ全体を管理する際の
問題になってしまうのです」。
http://jp.techcrunch.com/2017/03/12/20170310teslas-kaua...
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