日本独自の宇宙回収カプセル開発進む 有人船に応用も


▼ページ最下部
001 2018/03/20(火) 23:18:40 ID:/FNyOj8P3g
国際宇宙ステーション(ISS)の実験試料を地上に持ち帰る日本独自の小型カプセルの開発が進んでいる。運用開始から今月で10年を迎えた日本実験棟「きぼう」の成果を効率よく上げるのが狙いで、来年度に初の回収実験に挑む。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発する試料回収用の小型カプセルは、円錐(えんすい)に近い形状で直径84センチ、高さ66センチ。来年度に打ち上げる物資補給機「こうのとり」7号機に搭載してISSに運ぶ。飛行士がきぼうの実験で得た生命科学や材料などの試料を収納し、こうのとりの機体表面に取り付ける。

 こうのとりがISSを離脱した後、高度約300キロで地上からの信号によりカプセルを分離する。大気圏突入時にさらされる高熱に耐えて降下し、落下傘を開いて太平洋の小笠原諸島沖に着水。船で回収し、内部の試料を研究者に届ける。

 こうのとりは物資補給で重要な役割を果たしているが、輸送は片道切符だ。物資を運んだ後は大気圏で燃え尽きて廃棄され、荷物を持ち帰ることはできない。

 日本がきぼうの試料を回収するには米国やロシアの宇宙船に頼るしかなく、回収の機会や量の制約が大きい。カプセル開発に取り組むJAXAの田辺宏太チーム長は「鮮度が良い状態で迅速に研究者に届ける必要がある試料でも、海外から運ぶため輸送に時間がかかっている」と話す。

 「カプセルで見込んでいるのはISSからの試料回収だけではない。将来の応用が期待できる」と田辺氏は強調する。

 政府は昨年12月、将来の火星探査も視野に入れた米国の有人月探査構想への参加を検討する方針を決めた。月や火星の岩石などを地球に持ち帰る際、今回のカプセルの技術が役立つ可能性がある。

 日本が将来、有人宇宙船を開発する場合の基礎技術にもなるという。カプセルは小型エンジンで姿勢を制御することで減速し、試料への衝撃を和らげながら降下する。これが有人船で飛行士を守る技術につながるからだ。

 探査機「はやぶさ」は小惑星の物質回収に初めて成功したが、弾道のように降下するだけで、今回のカプセルに採用する姿勢制御機能はなかった。

 「この技術が日本の有人宇宙船開発の最初のステップになるかもしれない」と田辺氏。その言葉にはISSから得られる知見を最大限に高め、将来の日本独自の有人飛行に望みをつなぎたい切実さもうかがえる。小さなカプセルに込められた思いは大きい。
http://www.sankei.com/premium/news/180318/prm1803180...

返信する

※省略されてます すべて表示...
017 2018/03/30(金) 01:36:03 ID:O6F1xWijkk
ガンダリウムとか…
物質や力や仕事の何たるかを全く理解してないだろ。
そもそもガンダムって、いかにも理系思考に欠落した連中の創作っぽい。

返信する


▲ページ最上部

ログサイズ:6 KB 有効レス数:17 削除レス数:0





ニュースIT・科学掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

スレッドタイトル:日本独自の宇宙回収カプセル開発進む 有人船に応用も

レス投稿

未ログイン (ログイン

↑画像ファイル(jpg,gif,png)