海洋に放流されたプラ廃棄物の97%は海底に沈んで蓄積されるているとの推定があります
(出典:Chris Sherrington、Plastics in the Marine Environment、Eunomia、2016年)。
また、ここ10年くらいの間、陸からの廃棄物の海洋流入は続いているのに、深さの浅い海洋中のマイクロプラスチックの量的増加はあまりないといわれます
(出典:府川伊三郎、浮遊するPE・PPマイクロプラスチックの生成と行方、旭リサーチセンター(ARC)リポート、2018年7月、P.34)。
さらに、1mm以下の小さいマイクロプラスチック存在割合は非常に少なく、むしろどこかへ消えてしまっているといわれます
(出典1:磯辺篤彦、海洋プラスチックごみの動態、マイクロプラスチックシンポジウム、マテリアルライフ学会、
2018年12月、出典2:磯辺篤彦、海表面を浮遊するマイクロプラスチックに係る調査、平成26年度沖合海域における漂流・海底ごみ実態調査委託業務報告書、2015年3月)。
この吸着量をそのサンプルを採った海水中の有害化学物質濃度で割ると、ペレットビーズによる吸着の濃縮度が求められます。
しかし、海水中の濃度が不明なのです。世界の海で、有害化学物質の濃度は一定ではなく、場所、時期によって大きく変動します。
よって、吸着濃縮度は推測値となり、研究者により見解が分かれるところです。
いずれにしても、濃縮度は1より高い(濃縮されているということです)とはいえそうです。
https://www.ipros.jp/technote/column-microplastics2... 「1より多い」ねえ。有害物質だけを選択的に吸着はしないだろうし、
そんなに有害汚染物質だけ吸着してほとんど海底に沈んでくれるなら、かえって処理がはかどるんじゃね?
まだ研究調査段階なのにあわくって立法措置にまでつなげようとするその手口がすでに怪しいんだつーの。
返信する