日本政府は100兆円投じるが効果は微々たるもの
CO2増加と地球の気温上昇に直接の関係はない…と語るデータが多いのに、渡辺氏によると、日本政府は温暖化対策の名目で現在、国税・地方税などもろもろ合わせて年間5兆円以上(ほぼ防衛費並み)も使っているという。
「CO2地球温暖化説は、妄想やファンタジーです。研究者の内輪話なら何も言いません。
けれど、CO2削減策だと称し、京都議定書時代の2006年から、パリ協定時代の2030年へと至る25年間に、日本は100兆円も使うことになるのです。
その100兆円には、2012年の民主党政権が導入した『再生可能エネルギー発電促進賦課金』が40兆〜50兆円ほど含まれます。
家庭が払う電気料金の約1割に上り、昨年の実績だと年2兆8000億円に上りました」
100兆円を使ったとしても地球はまったく冷えないというから、驚くほかない。
「2014年のIPCC第5次評価報告書が正しいなら、2013〜30年の18年間で地球の気温は0.27℃上がります。
自然変動や都市化の影響もあるため、人為起源CO2の効果は、多めに見て0.27℃の半分、つまり0.15℃としましょう。
すると、世界の3.5%しかCO2を出さない日本が、人間活動による21.9%を減らした場合、0.15℃×0.035×0.219という計算から、たったの0.001℃しか地球を冷やさないわけです。
むろん、気温上昇の大部分が都市化や自然変動のせいなら、その0.001℃すら過大評価だということになりますね」
年間の国家予算に近い100兆円という大金のムダづかいを国民が認識するようになれば、地球温暖化騒動も幕引きに向かうのではないだろうか。渡辺氏が続ける。
「要するに温暖化対策は、竹やりでB29爆撃機に立ち向かうようなもの。
いや、それだけなら笑い話で済みますが、巨費を防災や感染症対策など大事な用途に回せなくなるわけだから、勢い余って竹やりで戦友を刺し殺すような自滅行為、というのが素顔ですね」
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