NHK【掘れば掘るほど新たなナゾが!土は地球の“ファイナル・フロンティア”】
「土って、これだけ科学が進んでも、人工的に作り出せないんです!」と語るのは土研究者の藤井一至さん。
調べるほどに新しいナゾが出てきて、わくわくが止まらないそう。私たちの身近に当たり前のようにある“土”の奥深~いワンダーランドを藤井さんに教えてもらいました。
●“穴を掘る”から始まる研究者
《学生》そもそも研究者って、どんな仕事でしょうか。
《藤井さん》研究の基本は、論文を読んで「どういう研究が今までにあって、何が分かっていないか」を整理して「こう解決できるかもしれない」と仮説を立て、実験で検証することです。
ただ土をやっている僕の場合、外に出て、まず“穴を掘る”ところから研究が始まります。
[藤井 一至(かずみち)さん 1981年、富山県生まれ。土壌学者。京都大学(博士課程)卒。今は国立研究開発法人 「森林研究・整備機構森林総合研究所」の主任研究員としてスコップを片手に世界を飛び回り、日々、土と向き合っている。]
《学生》「穴を掘る」って、想像していた研究者像でしたか?
《藤井さん》まったく違いました(笑)
《学生》研究者って白衣を着てるイメージありますよね。
《藤井さん》土の研究者は作業着を着て山に登って、スコップで穴を掘り、また何事もなかったように穴を埋め戻し、そして30キロの土を担いで山を下りる。
こんなに肉体労働だと分かっていたら、躊躇(ちゅうちょ)したかもしれないな(笑)。
●土を掘ることも”研究”
《学生》土の研究者って、どのくらいいるんですか?
《藤井さん》土だけを専門的に研究している人は、アクティブにやっているのは日本だと30人くらいだと思います。
《学生》少ないですね!
《藤井さん》年1回、学会があるんですけど、30人だともはや同窓会です。
どんな肥料を使ってどういう土にしたらおいしい野菜ができるのかとか、農業分野を含めていくと、それだけニーズがあるので、一気に数千人規模になりますが、土の成り立ちや土そのものの面白さを研究する人は少ないんですよね。
●土は謎だらけ
《学生》そんな藤井さんにズバリ聞きたいんですが、土って何ですか?
以下ソース
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/senp...
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