続いて、Windows 10アップグレードへの必要性について三上氏が説明した。同氏は、近年悪意のあるプログラムが、
プログラマの技術を披露するための技術的なものから、ユーザーの金銭を直接狙った犯罪用のものに変わっていることを挙げ、
ユーザーをこうした被害から守るためにも、OSを最新の状態にしておくことが望ましいとした。
それとともに、6月9日時点での全世界のセキュリティの脅威を可視化した地図を見せ、未だWindows XPを対象とした
「Conficker」が5位に挙げられるほど脅威を振るっていることを挙げ、「セキュリティに対する意識が低いユーザーがこうした
脅威に晒されているとともに、犯罪の踏み台にされている恐れがある」とした。
その上でMicrosoftは、Windowsユーザーをこうしたセキュリティ脅威から保護する企業責任があるとし、前代未聞となる
Windows 7/8からの期間限定無償アップグレードを推進するに至ったという。Windows 10では、セキュリティソフトが
インストールされていない場合、Windows Defenderという自社のセキュリティ機能がオンになるほか、常に最新版が提供される
というメリットがあり、Windows 7に対してもセキュリティリスクを抑制する効果が高いとした。
その一方で、Windows 7のスタートボタンと8のスタートメニューの両方を持ち合わせた使い勝手、およびブラッシュアップした
操作感やUIを備えており、旧OSユーザーも移行後の違和感が少なく、さらに快適に使えるようになっているとした。
7月29日無償アップグレード期間終了後は、アップグレード専用製品の提供がなく、市販されているパッケージやダウンロード製品、
もしくは企業向けボリュームライセンスの購入が必要になる。こうした導入コストをかけないためにも、
三上氏は今ある無償アップグレードを利用すべきだと語った。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1004680.htm...
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