国立がん研究センターの研究班は、全国4万5000人の患者のデータを基に、がん患者全体
の10年生存率は58.5%だったとする調査結果を公表しました。
これは国立がん研究センターの研究班が、去年から毎年公表しているもので、ことしは、平成
15年までの4年間に全国のがん専門病院など20の医療機関で、がんと診断された患者4万
5000人のデータを基に、18種類のがんについて診断から10年後の相対生存率をまとめ
ました。
その結果、がん患者全体の10年後の相対生存率は、58.5%でした。
部位別にみますと、胃がんは、67.3%、大腸がんは69.2%で、それぞれ5年後の相対
生存率と比べ、7.2ポイントと7.1ポイント低くなっていました。
一方、肝臓がんの10年後の相対生存率は16.4%、肺がんは、32.6%、乳がんは、
81.7%で、それぞれ5年後の相対生存率と比べ、19.8ポイント、12.1ポイント、
11.9ポイント低下していて、胃がんなどに比べ下げ幅がより大きくなっています。
結果は、インターネット上でも公開されていて、がんの種類や進行度、年齢、それに受けた治
療内容などを選ぶと時間がたつごとに生存率がどう変化していくかが調べられるようになって
います。(※)
分析を行った群馬県衛生環境研究所の猿木信裕所長は「単純に高いか低いかだけではなく、
診断から5年を過ぎて生存率が顕著に下がるのは、どういったがんなのかもデータからわかる。
医療機関や患者さんには、治療後のフォロー(以下ソース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170216/k1001087826... ※公表データ
http://www.zengankyo.ncc.go.jp/
返信する