米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が、4日に開かれた年次開発者会議後に
CNNテレビの単独インタビューに応じ、自分がスマートフォンにどれほど多くの時間を費やし
ているかを知って驚いたと告白した。
アップルはこの日の開発者会議で、ユーザーがiPhone(アイフォーン)やiPad(アイ
パッド)を使用した時間をチェックできる新機能の「スクリーンタイム」を披露した。同機能を
使って自身の利用習慣をチェックしたというクック氏は、「私はかなり自分を律することができ
ていると思っていたが、間違いだった」と述べ、「私が費やした時間は、費やしてもいい時間を
大幅に超過していた」「スマホを手に取る回数も多過ぎた」と打ち明けた。
スクリーンタイムでは、それぞれのアプリの使用時間を日ごとと週ごとにチェックでき、特定の
アプリの使用時間に制限をかけることもできる。自分が受信した通知の本数や、端末を手に取っ
た回数も確認できる。
この機能の目的は、ユーザーが常にスマートフォンに気を取られる状況に歯止めをかけ、自分の
時間をもっとうまく管理してもらうことによって、iPhoneやiPadとの健全な関係の確
立を支援することにある。
アップルはまた、「Do Not Disturb(起こさないで)」の機能も拡張し、就寝時
に全ての通知が画面に表示されないようにした。
2018年は、ハイテク企業が大がかりな記者発表会で、自社製品をあまり使わせないための革
新的な手段を発表する年になった。
アップルに対しては、子どもや未成年による過剰なスマートフォン利用を防ぐための対策強化を
求める声が強まっていた。アップル幹部も、iPhoneの過剰使用についての懸念を表明して
いた。
クック氏はCNNのインタビューの中で、「端末そのものに常習性があるわけではない」とも強
調。「我々が出荷する端末によってユーザーを満足させ、力づけたい」と述べる一方で、「ユー
ザーに長時間使ってほしいと思ったことはない」と訴えた。
以下ソース
https://www.cnn.co.jp/tech/35120325.htm...
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