あたらないカキで株価６割高、ノロウイルスフリーの完全陸上養殖に活路

オイスターバーを運営する創業23年のゼネラル・オイスターの吉田秀則社長にとって、ノロウイルスが大流行した2006年は、店舗拡大を進めているさなかだった。自社の店舗ではノロウイルスによる食中毒の被害は出ていなかったものの、カキが食中毒の原因と見られていたため、客足が遠のき売り上げは減っていた。　

逆境の中、吉田氏はカキの提供を諦めることはせず、安全性を保証できるよう自社で養殖まで手掛けることを決断した。カキの安全性を確保する価値は大きいと考えたからだ。

ホテルオークラや帝国ホテルなどの料理長に相談したところ、絶対に安全なら使うという答えが返ってきた。「ここを何とか突破すれば、新たなマーケットでもあるし高く売れる。付加価値が高いと思った」。吉田氏はブルームバーグのインタビューで話した。

ゼネラル・オイスターは、今年８月にノロウイルスのない「あたらないカキ」の完全陸上養殖に成功したと発表。株価は１週間で20％以上急騰し、直近の年初来上昇率は約60％に達する。「あたらないカキ」は３年後をめどに年間45万個の売り上げを見込む。現在の年間売り上げである1000万個に比べると少ないが、直営店では１個600－1000円と、すでに店舗で販売しているカキの５割ほど高い値段を付ける方針だ。

●海洋深層水で不純物隔離

沖縄県久米島町にある養殖場では、海面から600メートル以上深いところからくみ上げられた海洋深層水を用いてカキの養殖や、餌となる微細藻類の培養を行っている。海洋深層水にはノロウイルスなどの含有量が少なく、カキが不純物を吸い込みにくい環境を用意できる。

カキがノロウイルスや大腸菌などを飲み込んでしまい、体内に残ったウイルスや細菌を人間が食べることで食あたりが起きる。餌が豊富な海水には不純物も多い。一般的な養殖では、海中の籠などで養殖した後に紫外線を当てたり清潔な海水を吸収させたりすることでカキを浄化するが、ノロウイルスなどを確実に除去するのは難しいという課題があった。

海洋深層水を使うことでカキを不純物から隔離すれば、餌の微細藻類も少なくなる。カキは１時間に約20リットル以上の海水を吸い込むため、餌も相応の量を与えなければならずコストもかかる。買ってきた餌を与えるのでは、「絶対商売にならない」ため、餌も自社で培養しようと研究を重ねたと吉田氏は話す。「いかにゼロコストに近い餌を作るかというところにとても苦労した」と振り返る。その結果、餌代は従来の１％程度に削減できた。

●「天然以上の付加価値」

陸上での養殖を試みたのはゼネラル・オイスターが初めてではないが、商業規模で成功させた例はほぼない。研究者たちは同社の取り組みについて、地球温暖化がカキの生育に影響を及ぼしつつある中、代替となる養殖方法を提供することで、年間約100億ドル（約１兆4200億円）規模に上る世界のカキ産業の助けになると評価する。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-17/S5MS9...

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>>1
これなら食べてみたい。

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牡蠣になくても調理する人間がノロ持ってるかもしれないけど！

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ワクチンが出来たら株価暴落

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>>4
ノロウイルスって培養細胞で増殖しないから、ワクチン開発って難しいと思う。
一般的には分離増殖確認は生きたマウスの腸を使っているはず。
ググったらiPS細胞のヒトの腸上皮で増殖させることができるって書いてあった。
時代は進みますね。
RNA情報はわかっているからPCRで検出している。
ワクチン開発難しいし、牡蠣を食うためにワクチンを打つことを考えるよりも、
下水処理で放出されるノロウイルスを無くす方が簡単な気がする。

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中韓国人を絶滅させたら自然にウィルスも消えるだろ。

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海洋深層水って水銀の含有量多いって聞いたけど大丈夫なのか

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寄生虫の絶対いない生食用サーモン、とか
最近の養殖業者ってすぐ「絶対」を使いたがるけど
数学的ゼロとはそんな容易に達成可能な話なの？

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>>8
養殖系だと餌と水の関係を人工的に管理するから寄生虫の侵入経路がなくなる。

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>>8絶対にもいろいろあるから・・・

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宝くじ売り場でカキ売れば絶対大丈夫だよ～

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ヤバイかもしれんと思いながら食べるのが楽しいし醍醐味なのに

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