フランスの国際がん研究機関(IARC)らの研究グループは、食品の加工度と死亡リスクの関連性に関する調査結果を発
表しました。
この結果は、医学雑誌「The Lancet Regional Health-Europe」に掲載されています。この内容について田頭
医師に伺いました。
研究グループが発表した内容とは?
編集部:
フランスの国際がん研究機関らの研究グループが発表した内容を教えてください。
田頭先生:
フランスの国際がん研究機関らによる研究は、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウ
ェー、スペイン、スウェーデン、イギリスの10カ国、52万1330人を対象にした多施設前向きコホート研究をもと実施さ
れました。食品の加工度と全死因および特定の死因ごとの死亡率との関連を調査した結果となります。ただし、ギリシャ
のデータは分析から除外されたため、最終的な分析対象は9カ国、42万8728人となっています。
平均15.9年間の追跡調査の結果、超加工食品の摂取量が多いほど、全死因死亡率に加え、循環器疾患、脳血管疾患、虚
血性心疾患、消化器疾患、パーキンソン病の死亡率が有意に上昇することが明らかになりました。その一方、超加工食品
を未加工または最小限の加工食品に10%置き換えることで、全死因死亡率、循環器疾患、脳血管疾患、消化器疾患、パー
キンソン病のリスクの低下が示されました。なお、がんやアルツハイマー病との有意な関連は認められませんでした。
だたし、この研究にはいくつかの懸念点があります。まず、食事データは各国で異なる調査方法を用いて収集されており、
摂取量の正確性にばらつきがある可能性があります。また、データは1992~2000年に収集されており、現代の食品加工
技術や食習慣の変化を反映していません。これらの点を考慮し、より最新のデータを用いた追加研究が求められます。
続く
https://news.yahoo.co.jp/articles/6db4f18277b38aef6ec97...
返信する