地下水枯渇、世界の一部乾燥地域で今後数十年に 研究
世界では、飲み水やかんがい用水として大量の水が日々使われているが、一部の乾燥地域では、地下水資
源が今後数十年以内に枯渇する恐れがあるとの研究結果が15日、発表された。
研究は、米サンフランシスコ(San Francisco)で開催の米地球物理学連合(American Geophysical Union)
秋季大会で発表された。
世界の地下水資源のコンピューターモデルによると、インド、南欧、米国などの一部地域では、人的活動に
より地下水がすべて消費されることもあり得るという。
インド・ガンジス(Ganges)川上流域、スペイン南部、イタリアなどの帯水層については、2040〜2060年に
枯渇する恐れがあるとされた。
米国では、干ばつに見舞われている米カリフォルニア(California)州の中部と南部にある帯水層が2030年
代までに、テキサス(Texas)州、オクラホマ(Oklahoma)州、ニューメキシコ(New Mexico)州などでは、
依存する帯水層が2050〜2070年代までにそれぞれ枯渇する恐れがあるという。
世界の広い地域では今後34年以内に、飲用水や農業用水のための過剰なくみ上げによって地下水の水位が下
がり、完全に枯渇、もしくはほぼ使い尽くされた状態になることが懸念されると研究は指摘。当該地域に暮
らす約18億人に影響が出るとされた。
http://www.afpbb.com/articles/-/311155...
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